私が働いていた職場1 その②
私が居なきゃ!と思うも、私も栄養士の事が嫌いになり辞めたいと思うようになった。
だけど辞めたいと申請するも、逃げられる。
退職願いの受け取り拒否、退職届も受け取り拒否。(渡したが、次の日にはロッカー又はレターケースに戻ってきている。)
その後、栄養士(直属の上司)と、もうちょっとえらい人と面談する事になった。
それはもう、すごい圧迫面接というか。
私の事を上から否定しまくってもう一人が同意。
「せっかく社員で雇ってやったのに」
「給料だって上げろと言われたから上げたのに」
「使えないお前を育ててやったのに」など。さらに
「給料は払わない!」
「有給は使わせない!」なども。本当、ボイスレコーダー持ってれば良かった。
休みも次の人が決まるまでなしだとか、残業代ないのはおかしい。
そもそも、栄養士がシフト入ればいいのになぜ入らないんだと思った。
が、当時の私は言えなかった。
そして家で泣いた。もう泣きじゃくった。
辞めたい。けど辞められない。死にたい。
こんなことばっかり思ってた。
そして親に見つかった(ぁ
いや、25歳で親に頼るのは嫌だったんだけど、見つかってしまってはしょうがない。
そしたら親の友達に法律に詳しい人がいた。(弁護士とかではなく、本当に詳しいだけ)
その人が「じゃ、僕と一緒に病院行こうかー」と言い私を連れ出した。
ちょちょいと受付して先生と少し会話したら「鬱ですね」とあっさり診断が出た。
その診断書を持っておじさんが会社に行き、ものの10分で帰ってきた。
「ど、どうしましたか?」と聞くと、
「ん?鬱だから出勤できませんって言ってきたの~。あちらはひたすら「佐倉さん連れてこい!」って言ってたけど、「代理人です。今度から私を通してください」って言ってきたから大丈夫だよ。」と言っていた。
次の日から休みになった。昼ごろに栄養士から電話が来て「代理人って何ふざけているんだ。さっさと仕事に来なさい。退職もさせない、許さない!」と言っていた。
これはばっちりレコーダーで録音出来たので、おじさんがそれもって会社に突撃。
すると会社のお偉いさんからはすごい言葉が出た。
「その栄養士は別に佐倉さんの上司ではなく同僚。会社権限は全くない戯言です。」
と言ったそうな。
その後おじさんは「佐倉さんは仕事を辞めたいと言った事を何度も伝え、退職届を渡すも返却されると言っておりましたが、本当でしょうか。」と聞いたら「退職したいと言われ面談はしたが、給料上げて納得してもらいました。」と答えたそうだ。
それからも会社は返答を考えていたようです。
「残業代が支払われていないようですが」
→「残業?残業は一切ありません!」パソコンで綺麗に打ったタイムカード提出
「男性社員が辞め、その分の人数が補給できておらず残業をしていた、休みはなかったとの事ですよね?」
→「男性社員の代わりは、栄養士がやっております。」
「鬱になるくらい何をやらせたのか?
→「それは会社とは関係ありません。」
もうだめだと思ったその人は、違う方面から攻めた。
「この老人ホーム、何人くらいですかね。それにしては従業員が少ないようですが。」
え?
と、面喰らってた、とおじさんは笑ってました。
「ここ、佐倉さんから聞きましたけども、昼は60人になるようですよね。従業員が少ないようですね。シフトってありますか?」
これを聞いて、対応していた人がフリーズ。
タイミングよく、奥から更にえらい人が出てきた。
「もしかして、詳しい人ですか?」
そう聞いてきたので、「はい。そっち方面のひとです。」と一言言った。
すると。
「ぁ、わかりました。こちらでうまくやっておきます。最終出勤日から有給使用して、使い終わるのが〇日なので、この日で退職でいいでしょうか。」
「それでお願いします。」
私にはちんぷんかんぷんでありましたが、3人に1人介護士職員、看護職員を配置しないといけない、というものでした。
その会社では、偉い人たち、栄養士含め6人も介護士の資格を持っていたり、持っていなくても人数にカウントしていて、実際は介護はしないで現場スタッフをその分減らしていたようです。
夜もステイは15人なのに男性なら1人、女性なら2人での当直だったので当然違法。
そのことは私は知っていた(私の帰宅と、ステイの職員の当直以外の人の帰宅時間が同じで何度も愚痴られてたので。)ので、おじさんに雑談程度に喋っていたため、言ったようです。
当時私は介護の事なんて全く知らなかったのですが、そこの老人ホームはたくさんの補助金?をもらっていたそうです。
このことがバレたら金額が減らされるから、焦って追い出したんだよ。
って、おじさんが言ってました。
まぁ、この後の事はまた次に。
この会社の顛末です。